あんみつとは、寒天で固めた無色透明なサイコロゼリーと赤えんどうに小豆餡をのせて、
黒蜜をかけていただく和のパフェ、サンデーのような和菓子メニューです。
比較的新しく考案された、といっても20世紀初頭,
1930年代の銀座の甘味処が元祖と言われています。
スタンダードな食べ方は「みつ豆」で、寒天ゼリーと赤えんどう豆に
黒蜜をかけていただきます。ここに小豆餡を足したものが「あんみつ」となります。
みつ豆はパフェやサンデーのように、トッピングがいろいろあります。
小豆餡の他に、アイスクリーム(ミルク味や抹茶味のソフトクリーム)、
あんずのドライフルーツの甘煮、求肥、白玉団子、バナナ、リンゴ、
缶詰のみかんやもも、季節のフルーツなどをのせます。
どのようなトッピングでも、黒蜜をかけるところはかわりません。
深めのボウル状のガラス容器(カフェオレボウルのような大きさ)にまず、
寒天ゼリーと赤えんどうをのせます。
その上に小豆餡、その他のトッピングをのせます。食べる直前に黒蜜をかけます。
1930年代といえば日本は昭和初期で、文明開化の明治大正の時代を経て、
モボ・モガといわれるおしゃれな男女がカッフェで珈琲を楽しんでいた時代でした。
その後、第二次世界大戦でこれらの文化はしぼんでいくのですが、
西洋文化万歳な時代に考案されたあんみつは,和スイーツの存在アピールメニュー
だったのかもしれないと、ひそかに推測しています。
赤えんどうと寒天ゼリーと果物のみつ豆も おしゃれで高級なイメージで
カフェホールで出されていましたが、黒蜜の甘さは溶けやすいのです。
そこで小豆餡を足すと甘さとしても、ちょうどいい感じになります。
甘味の底上げに小豆餡をのせたあんみつが、
人気メニューとなっていったのも うなづけます。
今でも銀座には、あんみつ発祥の店が営業しています。
「銀座若松」
住所 〒104-0061 東京都中央区銀座5-8-20 コアビル1F
電話番号 03-3571-0349
URL http://ginza-wakamatsu.co.jp/
現代で人気のあんみつ屋さんはこちら
「みはし」
住所 東京都台東区上野4-9-7
電話番号 03-3831-0384
URL http://www.mihashi.co.jp/
参考文献・サイトhttp://www.ama-dan.com/kemono005.php 「甘党男子」
あんみつ Wiki https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%82%93%E3%81%BF%E3%81%A4
日本のパフェサンデー、あんみつもぜひ試してみてください。