小豆と和菓子が主役のライフスタイルマガジン

岡田尚子
美と食のライター・料理人
おいしい!という笑顔のために、味だけでなく、
料理の演出も含めた提案が得意。
味覚が繊細な方向け定番レシピだけでなく、組み合わせにこだわらない
アレンジレシピへのチャレンジが好き。
和菓子は美につながる食として注目している。
料理人魂からおいしい和菓子店に出会うとまねて作りたくなり、また広めたくなる性分。
岡田尚子の記事一覧( 4 )
お汁粉は飲むものか?食うものか?

お汁粉は飲むものか?食うものか?

「汁粉は飲むものか?食うものか?」 の談義をされたのは、文豪 芥川龍之介と久保田万次郎でした。 芥川龍之介は、お汁粉を好んで召し上がったようで、 東京のご贔屓のお店もいくつか随筆等で紹介されています。 東京上野の「常磐」はお気に入りだったようですが、東京大震災で焼失し、 それきり復活はしなかったようです。 常磐の汁粉は...
小豆チリコンカン

小豆チリコンカン

小豆でチリコンカンはいかがでしょうか? チリコンカンはスペインやメキシコ料理ではなく、テクスメクス料理です。 テクスメクス料理とは、メキシコ風のアメリカ料理を指します。 メキシコ料理がテクスメクス料理としてアメリカに浸透し、 多くのアメリカ国民に愛されたように、小豆を使った小豆チリコンカンも、 万人に楽しんでいただきた...
小豆の赤のパワー

小豆の赤のパワー

女性にとって、赤い口紅は今も昔も、 つけるには場所と緊張を伴うものです。 古来より赤は特別な色であり、赤い小豆が特別な作物として 珍重されたこともうなずけます。 赤といってもあずき色とはJISの慣用色によれば、 すこしくすんだ赤褐色のイメージです。 しかし、実際の小豆の色は、もっと深みのある赤、 濃いガーネットのような...
小豆とキヌアのポテトサラダ

小豆とキヌアのポテトサラダ

煮小豆はくせがないので、じゃが芋ともほくほくとした味同士、 仲良くサラダにしたレシピです。 カルダモンのやさしい香りとキヌアのプチプチした食感も 楽しめます。 キヌアは、南米アンデス山脈の高地で栽培されてきた ほうれん草の仲間だけれど、雑穀に分類される食物です。 加熱したサラダ用キヌアが手に入らない時は、 乾燥キヌアを...
世界の豆から小豆をみる

世界の豆から小豆をみる

世界で食べられている豆は、650属1万8000種と言われています。 搾油用、飼料用を除いた食料用の豆を「pulse」といいます。 パルス(Pulse)とは? 乾燥エンドウ、乾燥インゲン、乾燥ヒラマメがパルスです。ヒヨコマメ、インゲンマメ、黒豆、白花豆、ソラマメ、キマメ、黒目豆、エンドウなどはすべてマメと考えます。一方で...
小豆のアトリエより 煮小豆のポイント

小豆のアトリエより 煮小豆のポイント

小豆のアトリエ in Parisで行われたイベントの様子を伺う機会がありました。 食の都パリでも、和菓子は本当に人気なんですね。 しかーし、和菓子は餡が命で、十勝産は全く違います。 粒のそろった輝くばかりの十勝小豆を、 パリの和菓子職人村田さんとのコラボで行われたそうです! そして日本で行われた「パリでの小豆のアトリエ...
クリームチーズと小豆のオープンサンド

クリームチーズと小豆のオープンサンド

小豆と乳製品の組み合わせは抜群です。 生クリームや牛乳、バターなどと、とてもよく合うのですが、 ここでは、酸味も爽やかなクリームチーズと 餡子の組み合わせのオープンサンドをご紹介します。 小豆とクリームチーズのオープンサンド 材料 粒あん 大さじ2 クリームチーズ 20g トーストの半切り又はクラッカー 2枚 はちみつ...
小豆甘酒ホットスムージー

小豆甘酒ホットスムージー

お手軽な冬のドリンクのご紹介です。 甘酒とは、炊いた米に米麹を混ぜて発酵させた日本古来のエナジードリンク。 アミノ酸、オリゴ糖そして、ぶどう糖が豊富に含まれ、疲労回復にも もってこいです。 その甘酒にこしあんを混ぜてあたためた 冬におすすめのドリンクです。 材料 甘酒(あ原材料が米・麹のみのもの) 200cc こしあん...
圧力鍋でスピード小豆料理

圧力鍋でスピード小豆料理

はじめに 「おいしさ」で比較すると、圧力鍋を使うよりも、ゆっくり時間をかけて土鍋などで、 煮込んだ方がもちろんおいしいです。 ただ、圧力鍋で煮た豆がおいしくないわけではなく、市販の豆の水煮などと比べると 格段においしいです。その点をご理解のうえ、「時間」と「おいしさ」のバランスを うまくとって、賢く使いこなしてください...
小豆の意外な薬効 沈静効果⁈

小豆の意外な薬効 沈静効果⁈

キレそうになったら「あずき」を 江戸時代に記された「本朝食鑑」(人見必大著)の中にはこう記されています。 小豆は、気分をおだやかにし、湿をとりのぞき、尿の出を良くし、腫れをひき、 一切の熱毒・風腫・腫れ物を取り去る。胞衣を下し乳の出を良くし、 瘟疫(3~4月に暴熱を発するもの)を避け、魚毒を解く。 昔は、小豆は気分を落...
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