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宝石箱のように煌めく、麻布昇月堂「一枚流し麻布あんみつ羊かん」 | Azuki - Red beans webmagazine

小豆と和菓子が主役のライフスタイルマガジン

宝石箱のように煌めく、麻布昇月堂「一枚流し麻布あんみつ羊かん」

宝石箱のように煌めく、麻布昇月堂「一枚流し麻布あんみつ羊かん」

暑い夏に映える、カラフルで涼しげな和菓子をご紹介します。
あんみつと羊かんを一枚にまとめた、贅沢かつ華やかな逸品です。

1918年創業の麻布昇月堂は、東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩約10分。
都心とは思えないほど緑が生い茂った、閑静な高級マンション群を抜けて向かいます。
西麻布はどの駅からも少し離れていることもあり、私が普段あんみつ羊かんを手に入れるのはデパ地下なので、初めての本店をワクワクしながら訪れました。

麻布昇月堂外観

広い空間の正面に木の看板を掲げた落ち着いた店内。
窓際はゆったりとした喫茶コーナーで、お茶とお菓子をいただけるスペースとなっています。

麻布昇月堂看板麻布昇月堂喫茶コーナー

ショーケースに並ぶ和菓子たちの中で、唯一明るい色を放つあんみつ羊かんは、かわいらしくて美しいビジュアルです。
さすが人気商品。和菓子もかわいいとやはりモテるのですねぇ(笑)。

保冷剤を付けてくださったものを大切に持ち帰りました。

あんみつ羊かん外箱
大きさ(内枠)は縦16cm×幅11cm×高2cm
あんみつ羊かん中身1
キラキラ輝く宝石箱のよう

 

思わず笑顔がこぼれる美しさ。
これ以上色を加えたら品が落ちてしまう、絶妙のバランスではないでしょうか。
あんみつの具材を入れた羊かんではありますが、口に含むとあんみつとも羊かんとも良い意味で異なり、オリジナリティーに富んでいます。

丹波産の大粒小豆を使用。しっかり残った粒感は、きんつばのそれに似ています。
羊かんより軟らかく、水羊かんよりはやや硬め。
クリスタルの角切り寒天はしっかり歯ごたえがあり、紅白の求肥はとても軟らかくモチモチ、そしてほくっとした黄金の栗、様々な食感が楽しめます。

あんみつ羊かん切り分け

あれもこれもと食べ進めているうちに、気づくと1箱が御一人様状態になってしまっているのが、このアイドルちゃんの魅力。
寒天が含まれている分さっぱりとした甘みなので、羊かんが苦手な方にもお勧めです。

日持ちは要冷蔵で8日。当初は夏の季節菓子でしたが、現在は本店・デパ地下・通販で通年手に入れることができます。
温かいこたつで冷たいあんみつ羊かんをいただくのもまたいいですね。

本店では1箱から取り置いてくださるので、連絡を入れてから訪ねると確実です。
喜ばれること間違いなしの手みやげにいかがでしょうか。

 

【麻布昇月堂】
住       所:〒106-0031 東京都港区西麻布4-22-12
電話番号:03-3407-0040
U    R    L:
http://www.geocities.jp/azabusyougetsudou/
(デパ地下販売についてはこちらでご確認ください)

執  筆  者:加藤 三和子

ABOUT THE AUTHOR

加藤三和子
あんこからシュガーフリーの煮小豆まで、小豆をこよなく愛するライター。
物心ついた頃から、母がぼた餅を作ってはよくご近所にふるまっていたのが、私のあんこファンである原点。
なかなか出かけられないけれど国内散策が好きで、各地の文化に関係が深い和菓子を味わうことは楽しみのひとつです。
心和む小豆の奥深い魅力をお届けできたら、と思っています。
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