バレンタインデーおわりましたね。
気持ちをつたえる、いつもの感謝をつたえる、いろんな使われ方がされるようになりました。
みなさまはどんなかかわりでしたか?
世界に負荷がかかる食べ物ってあり?
記念日ということで、ハレとケのお話しを思い出しました。
ハレは、なにか特別な日。
ケは、日常。
バレンタインというハレの日のプレゼントや食を利用して、職場や、家族間のコミュニケーションを良好にするきっかけをつくるという考えもあります。
幸せ感向上につながる、いいことですよね。
ですが、イベントにおける食べ物の商売という側面をみたとき、「そのときにしか売れないもの」があるということは、流通にも生産者にも、相当負荷がかかってきます。
友人が、大量廃棄につながることを知らせ、立ち止まらせる、こんなコラムを書いています。
http://diamond.jp/articles/-/117806
バレンタインデー当日にこの記事を目にして、はっとしました。
小豆を世界にプロジェクトをしかけている私達は、同じ食の分野にいながら、いま、世界にたいしてなにができるんだろうか。
自問自答しました。
メディアAzukiができること。
ひとつ、私達も貢献できることをみつけられました。
ハレとケの両方の側面をもつ小豆の、「ケと日常」部分に、もっとクローズアップすることで、ケとむかいあうわたしたちの食生活を豊にそして健康にし、ケのなかでの多幸感をたかめることに寄与する。
これが、わたしたちにできる、世界の食事情へのひとつの答えかとおもいました。
小豆も、特別なときに食べる、高級和菓子にもなります。
ハレの日の食事として、小豆を入れたご飯はお赤飯にもなります。
ハレの日にもつかわれる小豆。
一方、毎日たべたい和菓子もあります。
大福や、今川焼きなど、もち菓子はその代表ですね。
ケの食事のなかのささやかな楽しみが、小豆をつかった和菓子につまっています。
毎日のなかのちょっとした幸せをつたえる道具としての小豆という位置づけです。
ゆで小豆をサラダや、おつまみにたべるおいしさを伝えることも、ケをゆたかにすることにつながると信じています。
本誌Azuki.tokyoは、あんこや小豆の和菓子をたべる人、つくる人へのインタビューを中心に構成してゆく情報マガジンです。
人の「ケと日常と小豆」のかかわりがキラキラしたものであることを伝えることで、大量廃棄につながらない、世界の食への貢献につなげたいです。
ちなみに、和田自身、家族にはガトー小豆をつくって晩御飯時にプレゼントしました。
でも、会社スタッフには、チョコの詰め合わせを贈っております。
ご縁あって一緒に集ってくれ、時間をすごしてくれていることに感謝を伝えたかったからです。
でも、感謝をつたえる方法は、いろいろありますね。
来年からは、会社スタッフにも、どんな風に感謝の気持ち、送りましょうか。
考えるのが面倒、ではなく、考えるのが楽しい、そんな風に切り替わりました。
和田美香