小豆を世界にのプロジェクト編集長和田美香です。
友人から、宇宙羊羹をいただきました。
小豆は世界をこえて、もう、宇宙に飛び出したんですね。
ヤマザキの「1口羊かん」は「宇宙日本食」として認証されました、と書かれている外袋は、実際に宇宙ステーションで使用されるときの袋と同じものが使用されているのだそうです。
宇宙飛行士になった気分で、食べられる羊羹なんですね。
そのうえ、地球の外側を回る羊羹の絵を見て、故郷を離れて日本食として食べたくなる味に、小豆の味、羊羹があるんだなと、思いをはせました。
そういえば、パリであんこのイベントがあったときに、ご参加いただいた日本人の方にとお話ししていると、こんなお話しをききました。
日本ではあんこを自分で炊いたことはなかった。
でも、フランスに住むようになってから、どうしても小豆を食べたくて、小豆を買ってきて自分であんこを炊くようになった。
うまく小豆をたけるようになりたいから、あんこづくりのイベントに来た、とお話になられている方がおられました。
また、アフリカで過ごされた経験のある方がこんなことを教えてくれました。
日本人同士集まって食事するとき、お菓子で大福食べたいねといって、でも小豆が手に入らないので、ひよこ豆で代わりにあんこを作って大福をおいしく食べたそうです。
代用品をつかっても食べたい小豆なんですね。
日本人に故郷を離れると、懐かしく、どうしても食べたい味に、小豆がなっているんですね。
宇宙日本食の羊羹をつくったヤマザキも、地球を離れ、長く宇宙でお仕事をする宇宙飛行士さんに、少しでも心豊かな気持ちで過ごしていただきたいと言うねぎらいの気持ちが、この宇宙日本食の羊羹の商品化になったんつながったんだろうなぁと想像しました。
宇宙に飛び出した羊羹をみて、離れたときに恋しくなる味としての小豆という存在になっているのだなと想いをはせたのでした。